2023-24シーズンから新たにフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)の指揮を執るニック・ナースHC(ヘッドコーチ)が、大黒柱であるジョエル・エンビードの起用方針について語った。 「我々はみんなが考えているのとは少し違った見方をしていると思う。我々は彼に多くの試合に出場してもらおうとしている。我々の目標は彼の成長のためであり、他の指示によるものではない」 ナースHCが語る“他の指示”とは、リーグがアウォード受賞の最低条件として82試合のうち65試合に出場することを求めたり、スター選手のロードマネジメントについて新たなポリシーを定めようとしている動きについて。ナースHCはあくまで自分たちのために、エンビードには多くの試合に出場してもらうことを望んでいるというのだ。 エンビードの昨季の出場試合数は66で、キャリア最多でも2021-22シーズンの68試合にとどまっている。無論、コンディション次第ではあるものの、ナースHCの起用法によってエンビードは自身初の70試合超えとなるかもしれない。