【独占インタビュー】ホークスダンサーManamiさん「違う州から来たメンバーもだんだん南部の雰囲気に染まっていく」

Manamiさんは2021年8月にアトランタ・ホークスのダンスチーム・オーディションに合格して以降、2シーズンにわたってメンバーとして活躍してきた。さらに7月17日には、自身のSNSで2023-24シーズンのオーディションに合格したことを報告。そんなManamiさんが、世田谷区「池之上青少年交流センター」にて開催された「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Crew」のオーディション前に、ダンサーとして今までの歩みやホークスのダンスチームなどについて語ってくれた。

技術だけでなく人間性も重視

――2シーズン在籍されているなかで感じる、ホークスのダンスチームの魅力を教えてください。 Manami:いろんな地域から来てるメンバーが多いことですね。例えばニューヨークだったりフロリダであったり。なので、いろんなテイストが混ざり合っていると思います。その一方で、アトランタという街全体に南部っぽさがあるので、違う州から来たメンバーもだんだん南部の雰囲気に染まっていくところも面白いです。 あとはメンバー同士の仲の良さですね。そこは重要視しているところです。ダンスの上手さだけじゃなく、コミュニケーションが取れているかというところも大切です。 ――そういう部分はホークスという組織全体でも感じる部分ですか? Manami:そうですね。控室からコートに向かうまでの間とかでも、従業員の方々がすごく声を掛けくださります。みなさん気さくなのが南部っぽいところでもありますね。例えばアルバイトの方でも、チームが採用する時はそうしたコミュニケーション力や人間性を見ているんだろうなと思います。 ――ホークスでは、チームのDJを務めるChikaさんがかつてはダンスチームで活躍されていました。 Manami:Chikaさんは私のことを気にかけてくださります。本当に面倒見がいい方で、定期的にご飯に行ったりもしていますね。オーディション前などには、Chikaさんがいた頃はどういうダンスチームだったかとか、様々なアドバイスを頂きました。Chikaさんは本当にパーソナリティがとても素敵な方なので、そういう方がいらしたということを鑑みると、以前からホークスはパフォーマンスのスキルに加えて人間性も重視しているチームなんだなというのは思いますね。

オーディション時には課題の振り入れを担当。「アトランタのヒップホップスタイルを意識したものにしました」と明かしている

振り入れを経験して気づいたことも

――2月にはダンスチームの振り入れを担当されました。 Manami:実はその時、人数の調整などもあって本番では披露できなかったんです。ただそのあと、シーズン最後の試合でもう1度振り入れするチャンスがありました。その時は他の振付師から学んだことをメンバーにレクチャーするといった感じでしたが、位置やフォーメーションの確認などを私と別のメンバーの2人でやらせて頂きました。 ――振り入れを通して感じたことはありますか? Manami:1年目の頃は当時のキャプテンや振りを入れてくれる方の声を、いち早くキャッチすることに注力していたんです。言葉の壁をどうにか埋めて、自分1人でちゃんと理解したかった。その部分は2年目でだいぶ慣れました。ただ2月に振り入れを任された時に気づいたんです。耳が慣れて理解力は高まったけれど、伝えるのはまた別だなって。そこからまた努力しました。なので、4月に2度目のチャンスが来た時は2月よりもスムーズに振り入れができたと思っています。もし3年目もチームに合格出来たら、その部分をもっと成長させたいです。 ――振り入れは担当制みたいな感じなのですか? Manami:全員が担当できるものではなく、3年で1度しか振り入れしたことがないメンバーもいます。その中で2回経験させてもらえたので、とても自信になりました。振り入れしたことで気づけることも多いですし、その経験を今後も生かしたいなと思います。

観ている方を巻き込みたい

――8月10日(木)~13日(日)に代々木第二体育館で開催される「Sun Chlorella presents World University Basketball Series 2023」のハーフタイムショーでパフォーマンスする特別ダンスユニット「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Crew」について、Manamiさんにはコレオグラファーとして携わって頂きます。この後オーディションがありますが、そこで審査する用の振り付けも考案されたと聞きました。※インタビュー後にオーディションを実施。「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Crew」のパフォーマンスは11日(木)~13日(日)の各日2試合ずつ。 Manami:アトランタのヒップホップスタイルを意識したものにしました。アトランタで学んだ振りを基盤に、私なりのスタイルで作らせてもらっています。ただ、ホークスのダンスチームはジャズも踊ったりするので、決してヒップホップに偏ってるわけではないんですけどね。 今回は代々木第二で観てくださる方々が楽しめる振りを意識しています。ダンサーが単にパフォーマンスするのではなく観ている方々も巻き込みたいので、ノリのいい曲調を選びました。あとは意識的に繰り返すパートを作っています。そうすれば、「サビがもうすぐ始まるからまたあの振りが見られる」という風になりますから。 ――アトランタのヒップホップテイストを日本で披露するにあたって、若干チューンナップした部分はありますか? Manami:アトランタはアメリカ南部の地域で、独特の雰囲気があるダンスのエッセンスが結構強いんです。日本ではあまり受けが良くない部分もあるので、日本人でも踊りやすかったり受け入れやすいという部分は少し調整していますね。

勢いだけじゃなく情報収集も大事

――ManamiさんはYouTubeで情報を発信されたり、様々な場所でワークショップを開催されたりと、後進の育成にも積極的です。将来海外で活躍したいと考えている人に伝えたいアドバイスはありますか? Manami:最初挑戦する時は、とりあえずやってみるっていうことが大事だと思います。その一方で、勢いだけではどうにもならないことも正直あります。例えば合格した後の現地での生活とか、そうした情報収集も大切です。早くから知識と情報があれば、その分スムーズに動けます。なので、勢いと情報収集、両方が大事とを伝えたいですね。私が最初にオーディションを受けた時は勢いだけで現地に行ったので、本当に大変でした。 ――NBAでダンサーになるという目標を叶えた今だからこそ思う、これから先に叶えたい夢はありますか? Manami:高校生の頃から、誰かの人生に影響を与えることができるような人になりたいと思っていました。そのためには誰かから必要とされる人にならないと。そうしたことが積み重なっていけばコミュニティも広がって、自分の幸福感もどんどん高まっていくのではと思っています。


Manamiさんのホークスでの経験を活かし、「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Crew」がパフォーマンスするコレオを通して多くの人々に影響を与えるに違いない。

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