日本時間6月23日(現地22日)に行なわれたNBAドラフト2023で、ポートランド・トレイルブレイザーズから1巡目全体3位で指名されたのが、スクート・ヘンダーソン(Gリーグ・イグナイト)だった。188㎝のポイントガードということで、デイミアン・リラードという大黒柱とポジションが同じ。さらにリラードが即戦力を求めていたことから、ヘンダーソンはトレードに出されるという噂もある。 しかしヘンダーソンは、リラードと一緒にプレイしたいという希望を明かしている。 「デイムと一緒にプレイしたい。特別な才能があるガードで、とりわけ映像で観るのが大好きな選手の1人だ。コート外でどんなことをしているのかも学びたい。彼と一緒にプレイするのはクールだろうね」 当初は全体2位での指名も噂されていたが、指名権を持つシャーロット・ホーネッツはヘンダーソンではなくアラバマ大学のフォワード、ブランドン・ミラーを指名した。ヘンダーソンは、「ブランドンが指名されて良かった。彼にぴったりなチームであるのは間違いない。3位で選ばれて、この場所に家族とともにいられるなんて恵まれているよ」と、指名順位についてまったく気にしていないと明かした。 Gリーグで経験を積んだことで、「今ドラフトで自分が最も準備ができている。コート内外で多くを学んだ。2年間でとても成長できた」と語るヘンダーソン。即戦力であると自信を覗かせる若きスコアリングガードは、来季開幕時にブレイザーズの一員としてリラードとともにコートに立つことができるだろうか。