クリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェルは新天地を求めた今季、自己ベストの平均28.3得点を叩き出し、チームの第4シード(51勝31敗)獲得に貢献した。NBA6年目にして自身初のオールNBAチームに選出されたが、2ndチームではなく、1stチームであるべきだったと考えていることを明かしている。 2017年のドラフト全体13位指名でNBA入りしたミッチェルは、ユタ・ジャズでの5シーズンですべて平均20得点以上を記録するなどリーグ有数のスコアラーとして活躍。今季開幕前にキャバリアーズへトレードされると、68試合に出場してリーグ7位の平均28.3得点、4.4アシスト、フィールドゴール成功率48.4%、3ポイント成功率38.6%を記録してチームをイーストの第4シードに押し上げた。 今季のオールNBA1stチームにはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、シェイ・ギルジャス=アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)が選出。ミッチェルは2ndチーム入りを果たしたが、自身のツイッターで「マジか(笑)」とツイートしていた。『Sideline Stroll with Ros』のロス・ゴールド・オンウーデ記者に対して、その言葉の真意を明かしている。 「自分が(オールNBA)1stチームになるべきだったと感じただけだ。1stチームになること、それが来シーズンの目標だ。自分は実力的に十分だと感じたが、メディア関係者にはそうは映らなかったようだ」 1stチームのガード2人を見てみると、ギルジャス=アレクサンダーは1位票63票を含む407ポイント、ドンチッチは1位票60票を含む403ポイントで、2ndチームのミッチェルは1位票45票を含む349ポイント。平均得点ではギルジャス=アレクサンダー(31.4点/リーグ4位)とドンチッチ(32.4得点/同2位)には及ばないが、両者ともチームをプレイオフに導けず、その点ではミッチェルが自分の方が貢献度は上と自負するのも妥当かもしれない。