ニューヨーク・ニックスが、スコット・ペリーGM(ジェネラルマネージャー)との契約を延長しないと報じられている。複数の情報筋が『ESPN』に語っているという。 2017-18シーズンからGMを務めていたペリーは、レオン・ローズ球団社長とウィリアム・ウェスリー副社長とともにチームの礎を築いた。ニックスは今季47勝35敗をマークしてプレイオフへ進出し、カンファレンス準決勝まで勝ち進んでいる。 ニックスは今月のドラフトで1巡目指名権を持っていないものの、2024年以降は自チームのドラフト1巡目指名権を保有し、加えて以前に他チームから獲得している4つの1巡目指名権も持っているため、必要であればそれらをトレードの駒として使える。RJ・バレット、イマニュエル・クイックリー、クエンティン・グライムズ、ミッチェル・ロビンソンといった若い主力らもトレードの可能性があるようだ。 直近10シーズンでプレイオフ出場は2回とこれまで長らく低迷していたニックスだが、チームは確実に上昇しつつある。さらなる高みを目指すために、どのようなスターを獲得できるか、そしてそのために誰を放出するのかという決断を迫られることになる。新たにGMとなる人物には、就任早々に大事な舵取りという大仕事が待ち受けている。