日本時間5月23日(現地22日)、デンバー・ナゲッツはロサンゼルス・レイカーズとプレイオフ・カンファレンス決勝第4戦を戦い、113-111で勝利した。ナゲッツは球団史上初めてNBAファイナルへ進出を決めている。また、ウェスタン・カンファレンス決勝のMVPには、ナゲッツの二コラ・ヨキッチが選出された。 ヨキッチはこの第4戦で、30点、14リバウンド、13アシストを記録。シリーズ平均でも27.8点、14.5リバウンド、11.8アシストとトリプルダブルを達成した。さらにナゲッツは、ジャマール・マレーが25点、アーロン・ゴードンが22点を記録。マイケル・ポーターJr.とケンテイビアス・コールドウェル・ポープを含めた先発5人が39分以上プレイした。 マレーは「これからも歴史を作り続ける。それが大事なんだ。自分たちはそのマインドセットを持ち続ける」とコメント。NBAファイナル進出ではなく、その先を見据えていることを明かした。 5ファウルながら試合終盤でも攻守で果敢なプレイを披露したヨキッチは、「プレイオフは楽しくて面白いんだと思うよ。だって疲れていても気にしないんだから。出場時間、ファウル、ショット、パーセンテージは気にしない。ただゲームに勝ちたいだけなんだ」と振り返った。 対するレイカーズは、レブロン・ジェームズが40点、10リバウンド、9アシストを記録。ほぼ休みなくコートに立ち続け意地を見せたものの、同点を狙ったラストポゼッションではマレーとゴードンのディフェンスに阻まれた。ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は、「ボールがレブロン・ジェームズの手に渡ったあの数秒は、永遠のように感じた。ブザーが鳴った瞬間、一瞬非現実的に感じたよ」と振り返った。 レイカーズはジェームズのほか、アンソニー・デイビスが21点、14リバウンド、オースティン・リーブスが17点、今季のプレイオフで初先発した八村塁が10点、7リバウンドを記録した。 ナゲッツがNBAファイナルで対峙するのは、マイアミ・ヒートかボストン・セルティックスとなる。2チームが対戦するカンファレンス決勝第4戦は、24日午前9時半から試合が行なわれる。