ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、「史上最高シューター」との呼び声が高い。「GOAT」(史上最高の選手)の議論においては、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の後塵を拝している印象は否めないが、同僚のドレイモンド・グリーンはカリーこそがベストだと主張している。『ESPN』のニック・フリーデル記者が伝えた。 2009年のドラフト全体7位指名でウォリアーズ入りしたカリーは、4年目の2012-13シーズンから平均得点を20得点以上に乗せ、エースへと飛躍。リーグ優勝4回(2015、17、18、22年)、得点王2回(16、21年)、史上11人目の2年連続MVP受賞(15、16年)、通算3ポイント成功数記録更新と、NBAを代表するスーパースターとして君臨している。 そんなカリーも、GOAT論争においては神様ジョーダン、ブライアント、ジェームズに主役の座を譲ってきた。しかし、長年カリーと共闘してきたグリーンは、カリーこそがナンバーワンだと説いている。 「面白いのはジョーダンがGOATなのかとか、誰もが議論しているけど、議論の余地はない。ステフが一番だ。選手たちなら、議論する必要はないと知っている。ステフが最も偉大で、特別なんだ」 グリーンは昨年12月、『UNINTERRUPTED』の番組『Throwing Bones』で自身が考える歴代トップ5に関して、「俺のトップ5は、LJ(ジェームズ)が1位、MJ(ジョーダン)が2位、コブ(ブライアント)が3位、ステフが4位、シャック(シャキール・オニール)が5位だ。LJは2003年にキャリアをスタートさせ、05年にはNBAでベストプレイヤーになった。20年になっても彼はベストプレイヤーだった。プレイがどうであれ、NBAでベストプレイヤーだったんだ」とジェームズを1位に据えていたが、カリーが当時の4位からランクアップしたようだ。