日本時間4月17日(現地16日)、ウェスタン・カンファレンス7位のロサンゼルス・レイカーズと同2位のメンフィス・グリズリーズによる、プレイオフ1回戦のシリーズがスタートした。シリーズ初戦では、6本中5本の3ポイントを沈めるなどチーム最多の29点(FG 11/14)を記録した八村塁の活躍もあり、レイカーズが128-112の勝利を収めた。 殊勲のパフォーマンスを披露した八村に対して、大黒柱のレブロン・ジェームズも「彼の存在が大きかった」と手放しで称賛している。 「タイムリーなショットを何本も決めていたね。相手が第3クォーターにランで勢いに乗り始めた時に2連続でスリーを決め、第4クォーターにランを許した時も、AR(オースティン・リーブス)のビハインド・ザ・バックパスから、もう1本スリーを沈めた。華麗なターンアラウンドショットも決めていたね。試合を通してタイムリーで、その活躍が必要だった。相手のベンチが素晴らしいからね。ただ、塁のビッグゲームで反撃できたんだ」
八村は第3クォーターに放った4本全ての3ポイントに成功して、同クォーターだけで12点をマーク。ハーフタイム時にグリズリーズに6点リードされていたレイカーズも、第3クォーター終了時に96-90と逆転に成功した。 八村は最終クォーターでも勢いを継続し、ジャレン・ジャクソンJr.の上からダンクを決めるなど9点を記録して勝利に大きく貢献した。なお、八村が記録した29点は、ベンチからの得点としては1988年のマイカル・トンプソンと並ぶプレイオフの球団最多記録タイとなる。 シリーズ勝利に向けて敵地で大きな1勝を掴んだレイカーズだが、ジェームズは八村の活躍が今後もカギになるとコメントしている。 「彼には常に語りかけている。ポジティブなモチベーションとメッセージを伝え、目標を達成する上で彼がいかに重要な存在であるかを分かってもらうもらうためにね。(優勝のためには)彼が大きい存在になる必要があるし、彼もそれを望んでいる」 エースの期待に応える活躍を八村は再び見せることができるのか。それともグリズリーズがシリーズをイーブンに戻すのか。注目のシリーズ第2戦は、20日(同19日)に開催される。