ロサンゼルス・レイカーズは現在、主軸の1人であるレブロン・ジェームズが右足の負傷で欠場しており、プレイオフ進出に向けて正念場の戦いが続く。チームを牽引する働きを求められるアンソニー・デイビスは、ジェームズとの不仲を指摘する報道を一蹴している。『ESPN』のデイブ・マクマナマン記者が伝えた。 レイカーズはデイビスが加入した2019-20シーズンに通算17回目の優勝を果たし、ジェームズ&デイビスの強力デュオはリーグトップクラスの破壊力を誇る。しかし、日本時間2月8日(現地7日)にホームで行われたオクラホマシティ・サンダー戦で、ジェームズが英雄カリーム・アブドゥル・ジャバーを抜いて通算得点記録で歴代トップに立ったが、歴史的な瞬間に会場が沸くなかでデイビスはベンチで座ったまま戦況を見守っていたことが波紋を呼んだ。 デイビスは自分のアクションに関して、「外部から見ていたら何も分からない。俺とブロン(レブロンの愛称)は問題ない。世間は何かエピソードを探そうとしているだけだ」と言及。ジェームズとの絆は揺るぎないと主張している。 「俺とブロンは、デュオとして、チームメイトとして、NBAで最高の関係を築いていると思う。周囲の人間は、コート外でのことやお互いにリラックスして過ごしている時間を見ていない。コート上でのことしか考慮していないんだ」 今季、2020-21シーズン以来となるレイカーズ復帰を果たしたデニス・シュルーダーは、当時からのデイビスの変化について、「今年、彼は素晴らしい仕事をしている。レブロンからも学んだと思う。チームメイトと話すこと、そして守備面で大きな成長だ」と語る。デイビス自身もジェームズの背中を見てきたことが影響していると考えているようだ。 「ブロンはゲームやリーダーシップについて多くのことを教えてくれた。そして、彼がプレイしていない時に、それがより発揮されるんだと思う。彼が不在の時は、誰かが声を出す必要がある。『よし、俺が声を出す時だ』と思うんだ」 ジェームズが右足の負傷で欠場が続くなかで、デイビスに懸かる期待は大きい。チームをポストシーズンへと導けるのか、希代のビッグマンから目が離せない。