日本人NBAプレイヤーの八村塁は、日本時間1月24日(現地23日)にトレードでワシントン・ウィザーズからロサンゼルス・レイカーズへ移籍した。名門チームへの移籍は話題となったなかで、殿堂入りセンターのシャキール・オニールは米テレビ局『TNT』の番組『NBA on TNT』で、「(リーグの)トップ10プレイヤーでなければ、俺は誰だか分からない」とレイカーズの補強に否定的な見解を示していたが、謝罪している。 2019年のドラフト全体9位指名でウィザーズに入団した八村。ルーキーイヤーは開幕戦にスタメン出場するなどレギュラーとして48試合で平均13.5得点、6.1リバウンドを記録し、2年目の2020-21シーズンも57試合に先発して平均13.8得点、5.5リバウンドを記録した。 しかし、翌21-22シーズンは個人的な事情でシーズンに出遅れると、そのままセカンドユニットでの起用へ。今季もベンチスタートが続き、ルーキー契約の延長もまとまらずに去就が注目されていたなかで、シーズン途中にケンドリック・ナンと複数の2巡目指名権と交換でレイカーズ移籍が決まった。 シャックは古巣レイカーズが八村をトレードで獲得した際、「トップ10プレイヤーでなければ、俺は誰だか分からない」と厳しい言葉を残していたが、八村は移籍後にスタメンの回数が増え、11試合中8試合が先発起用。平均26.2分間プレイして10.7得点、6.1リバウンド、0.5アシスト、フィールドゴール成功率46.4%という成績を残しており、シャックが自身のポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』で謝罪している。 「ルイ・ハチムラに謝ろうと思う。ブレッツ(ウィザーズの旧称)の試合を観たことがないから、彼が誰なのか知らなかったんだ。しかし、彼(八村)はいいロールプレイヤーだ。だからハチムラ、君が誰だか知らなかったことを謝る。今はもう知っているし、(新天地で)上手くいくことを願っている」 NBAを代表するスター選手であるレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスとの共闘は、八村にとって今後の飛躍を促す大きな糧となるはずだ。