ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、契約延長の交渉が合意に至らず、チームにトレードを要求したと大きな話題となった。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、同僚のケビン・デュラントも驚きを隠せないようだ。 昨夏に3690万ドル(約48億4000万円)のプレイヤーオプションを行使してネッツに残留したアービングは、今季40試合に出場してリーグ11位の平均27.1得点、5.1リバウンド、5.3アシストを記録。シーズン終了に無制限FA(フリーエージェント)となるなか、4年で最大1億9850万ドル(約260億円)の契約延長を要求していたが、ネッツとの交渉が破談に終わり、トレードを要求したと伝えられた。 ウォジナロウスキー記者によれば、ロサンゼルス・レイカーズ、ダラス・マーベリックス・フェニックス・サンズが新天地候補だが、『ESPN』の番組『Sports Center』に出演した際には、相棒であるデュラントの反応についても触れている。 「アービングの去就に関心を示しているチームは、デュラントの反応に興味がある。トレード要求は、デュラントを含めてブルックリンの関係者全員を驚かせたと言われている」 2025-26シーズンまでネッツと契約を結ぶデュラントは、今季平均29.7得点、6.7リバウンド、5.3アシストを記録しているが、右膝の靭帯捻挫によりオールスター後まで欠場する見込みとなっている。ウォジナロウスキー記者は、デュラントの去就についてもにわかに注目度が高まっているという。 「ライバルチームたちは、アービングのトレード要求に対するデュラントの反応と、それがネッツでのデュラントの将来にどのような影響を与える可能性があるか、問い合わせることに多くの関心がある」 シーズン開幕前にネッツにトレードを要求し、残留していたデュラント。アービングの去就が、影響をもたらすことになろうのだろうか。