2022-23シーズンのNBAは、日本時間2月10日(現地9日)にトレードデッドラインを迎える。駆け込みのトレード成立も考えられるなか、トロント・ラプターズのフレッド・バンブリートも移籍が考えられる選手の1人と目されており、『HoopsHype』のヨシ・ゴズラン記者が新天地候補を挙げている。 7年目を迎えた28歳のフレッド・バンブリートは今季、ここまで40試合に出場して平均19.1得点、4.3リバウンド、6.3アシスト、1.6スティールを記録。最大4年の総額1億1420万ドル(約148億3000万円)で契約延長する資格を持つ一方で、シーズン終了後に2280万ドル(約29億6000万円)のプレイヤーオプションとなるため、カンファレンス12位(22勝27敗)に沈むチーム状況を考えると、トレードされる可能性は十分だ。 『HoopsHype』のゴズラン記者は、バンブリートの新天地候補として計5チームをリストアップ。まずは、37歳となって衰えが見られるクリス・ポールの後釜が必要となるフェニックス・サンズ、ルカ・ドンチッチとスペンサー・ディンウィディーに次ぐボールハンドラーが欲しいダラス・マーベリックス、今年3月に37歳となるカイル・ラウリーに代わる駒を探すマイアミ・ヒートにスポットライトが当てられた。 それに続き、マイク・コンリー(ユタ・ジャズ)に興味を示すなど、ベテランガードを獲得する可能性があるロサンゼルス・クリッパーズにも触れているが、「十分な交換要員を揃えられるか」が焦点になるとしている。 そして、先日トレードでワシントン・ウィザーズから八村塁を獲得したロサンゼルス・レイカーズの名前も挙がった。レイカーズは4700万ドル(約61億円)と高額年俸で、現行契約ラストイヤーのラッセル・ウェストブルックをシーズン中にトレードする噂はかねてから流れており、パトリック・ベバリーかロニー・ウォーカー四世、ないしは最低保証年俸の選手2~3人とセットでラプターズからバンブリートとギャリー・トレントJr.、クリス・ブーシェイ、サディアス・ヤングの3人のいずれかを獲得する案も提案されている。 果たして、昨季オールスターにも選出されたバンブリートは、キャリア2チーム目を求めることになるのだろうか。