1984年のドラフト同期であり、1992年にはドリームチームと称されたアメリカ代表の一員としてともに金メダル獲得に貢献したマイケル・ジョーダンとチャールズ・バークレーは、現役時代から仲の良さが知られていた。しかし引退後にシャーロット・ホーネッツのオーナーとなったジョーダンの手腕を、TNTの解説者となったバークレーが批判して以降、2人の関係性は一変。約10年にわたって没交渉だという。 今回、『Bleacher Report』のインタビューに答えたバークレーは、2人の関係について「我々とって本当に不幸な状況だ」と語っているが、批判するのも解説者の仕事のひとつと考えているようだ。 「他のコーチやジェネラルマネージャーを批判して、彼がベストフレンドだからってスルーすることなんてできない。その時自分が言ったのは、『マイケルはもっといい人材を囲う必要がある。彼が成功するか心配なんだ』ということだった」 バークレーによると、自身がそうしたコメントを発した後にジョーダンから電話があり、「あまり喜ばしい会話ではなかった」と明かしている。それ以来、2人は会話を交わしていないそうだ。 「正直、そのうち丸く収まるかと思っていた。でも、彼は頑固で、自分も頑固だから。そういうことだ」 しかし、そうした状況が10年も続いた今、バークレーは関係修復を図りたいと考えているという。 「(もし話す機会があれば)きっと自分は『自分は正しいと思ったことを言った。ただ、気を悪くさせてしまいすまない。これまでの事は水に流して。ゴルフを楽しもう』って言うだろう」と語ったバークレー。近い将来、2人が再び笑顔で会話を交わす日は訪れるだろうか。