ダラス・マーベリックスがガードのケンバ・ウォーカーと契約する可能性があるようだ。『ESPN』のティム・マクマホン記者がレポートしている。マーベリックスはウォーカーをルカ・ドンチッチのサポート役として起用する考えだという。それに伴い、マーベリックスはファクンド・カンパッソをリリースしてロスターの空きを作るようだ。 オールスターに4度選出された経験のある32歳のウォーカーは、10月中旬にデトロイト・ピストンズを解雇されて以降、フリーエージェントとなっていた。昨季はニューヨーク・ニックスで37試合に出場し、平均11.6点、3.5アシストを記録。その後オフにピストンズへトレードされていた。 マーベリックスは昨季カンファレンス決勝まで勝ち進んだものの、ドンチッチとともにオフェンスのキーマンだったジェイレン・ブランソンがニックスに移籍。その穴は大きく、今季はここまで9勝10敗と負け越している。ドンチッチはリーグ最多の平均33.1点をマークしているが、ダブルチームなどでプレッシャーをかけられる場面は少なくない。また、ドンチッチがベンチに下がっている時の攻撃力の低下も顕著だった。 フロリダでトレーニングに励んでいるウォーカーは、ポッドキャスト番組に出演した際に「誰かから電話がかかってきた時に、いつでも対応できるようにしている。自分にはチームを助ける力がある。まだ高いレベルでバスケットボールをプレイできるんだ」とコメントしている。 2019年には一度マーベリックスからMAX契約のオファーがあったものの、その時は同条件を提示したボストン・セルティックスを選んでいたウォーカー。それから約3年半、ついにマーベリックスのユニフォームに袖を通す瞬間が訪れるかもしれない。