カイリー・アービングがNBAキャリア終了後に海外挑戦の可能性を示唆 「経験を若い世代に伝えたい」

ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは、現代トップクラスのポイントガードである一方、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒み、時に奇行に走るなど、“お騒がせ男”としても知られる。現在30歳だが、キャリア晩年には海外でプレイするイメージがあるようだ。 2011年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたアービングは、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、ボストン・セルティックス、ネッツに所属。キャブズ時代の2015-16シーズンにはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とともにリーグ王者に輝いたほか、新人王、オールスター出場7回、オールNBAチーム3回など、輝かしい実績を誇る。 しかし、2019年夏のネッツ移籍以降は、初年度は肩の怪我、2020-21シーズンは平均26.9得点、6.0アシストを記録したが、昨季はワクチン未接種で終盤戦までニューヨーク市でのホームゲームに出場できず、わずか29試合の出場に終わった。 3690万ドル(約49億2000万円)のプレイヤーオプションを行使し、ネッツ残留を決断した一方で、契約延長には至らず、チームにトレードを要求したケビン・デュラントとともに退団の可能性も指摘されている。そのなかで、アービングはさらにその先のビジョンも頭の中で描いているようだ。自身のツイッターで、このように綴っている。 「俺は世界最高のリーグで12年目になるが、どんどん良くなっている。38歳になった時、自分のキャリアを振り返る時があればそうするけど、それまでは一瞬一瞬を楽しむつもりだ。38歳でバスケットボールをプレイすることはできない(笑)。世界中のリーグに行って、これまでの経験すべてを若い世代に伝えたい」 プレイヤーとして円熟期を迎えているアービングだが、キャリア晩年は人々を驚かせるような決断があるかもしれない。

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