今夏にプレイヤーオプションを有していたブラッドリー・ビールは、日本時間7月7日(現地6日)にワシントン・ウィザーズと5年の再契約に正式サインした。7月9日(同8日)には記者会見を実施し、「俺はここでチャンピオンシップを勝ち獲りたい」と語っている。 ビールは左手首の靭帯修復のため、今年2月上旬にレギュラーシーズン残り試合を欠場することを発表。10年目の2021-22シーズンは40試合で平均23.2得点、3ポイント成功率30.0%にとどまった。 2022-23シーズンは3640万ドル(約49億5000万円)のプレイヤーオプションだったなか、それを破棄して5年総額2億5100万ドル(約341億6000万円)で再契約。トレード禁止条項が付帯しているとされる。 7月9日に行われた記者会見で、ウィザーズのテッド・レオンシス・オーナーは、「今回の契約は、ブラッド(ビール)がウィザーズとチームメイトのためにどれだけ忠実に、ハードにやっているかを物語っている」と残留を決断したエースを称えた。 ビール本人は、再契約をしてもトレードの噂が途絶えることはないとして、「トレードの話は決して終わらないだろう。今度は、メディアが『いつトレード禁止条項を解除するんだ?』となるからね。自分がいる立場にどんなことが伴うかは理解している。俺はそれを真っ向から受け止め、何からも逃げない」とコメント。さらに、「俺はここ(ワシントン)でチャンピオンシップを勝ち獲りたい。それができると信じている」と念願であるリーグ優勝への思いを語った。