ユタ・ジャズは日本時間7月2日(現地1日)、主軸センターのルディ・ゴベアをミネソタ・ティンバーウルブズへトレードすることで合意したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。 2013年にNBA入りしたゴベアは、これまでジャズ一筋9年で最優秀守備選手賞を計3回受賞。ほかにも6年連続でオールディフェンシブ1stチーム選出(2017~22年)、ブロック王(17年)、リバウンド王(22年)と獲得するなど、リーグを代表するディフェンシブセンターとして君臨してきた。 ジャズは6年連続でプレイオフに進出したが、カンファレンス準決勝の壁は越えられず。ドノバン・ミッチェル中心のチーム作りにシフトすることを決断したようだ。 ゴベアを放出する代わりに、ウルブズからマリック・ビーズリー、パトリック・ベバリー、ジャレッド・バンダービルト、レアンドロ・ボルマロ、2022年ドラフト全体22位指名のウォーカー・ケスラー、2023、25、27、29年のドラフト1巡目指名権を獲得。前日のロイス・オニール放出分なども含め、24時間でドラフト1巡目指名権を計6つ手にしたことになる。 一方のウルブズは、2021-22シーズンに平均24.6得点、9.8リバウンド、3.6アシストを記録したカール・アンソニー・タウンズと4年総額2億2400万ドル(約303億円)のスーパーマックス額で契約延長に合意したばかり。ゴベア獲得で課題であるゴール下の守備改善を図った形だ。