NBAファイナル先勝のセルティックス、華麗な逆転劇にHCが自信「誰もが攻守で貢献できることに誇りを持っている」

ボストン・セルティックスは日本時間6月3日(現地2日)に行われたNBAファイナル第1戦でゴールデンステイト・ウォリアーズを120-108と退け、シリーズで先勝した。劇的な逆転勝利に、チームを率いるアイメ・ウドカHC(ヘッドコーチ)も手ごたえを感じたようだ。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えている。 激しいシーソーゲームとなった前半から一転、後半は明暗が分かれる結果となる。セルティックスは第3クォーターに24-38と押されて最大15点差をつけられるも、第4クォーターに3ポイントを12本中9本沈めるなど40-16と圧倒して白星を手繰り寄せた。NBAファイナルの長い歴史において、2桁得点差のビハインドを背負って最終クォーターに突入し、2桁のリードを持って逆転勝利を収めたのは初だという。 エースのジェイソン・テイタムが12得点(フィールドゴール3/17、3ポイント1/5、フリースロー5/7)に抑え込まれたセルティックスだが、ベテランのアル・ホーフォードがチームトップの26得点、ジェイレン・ブラウンが24得点、デリック・ホワイトも21得点をマーク。今季最優秀守備選手賞のマーカス・スマートを第4クォーターの大半でベンチに座らせ、代わりに2年目のペイトン・プリチャードを起用するなど、チーム全員でウォリアーズに対抗した。 ウドカHCは、「私たちは誰もが攻守で貢献できることに誇りを持っている。やりがいのある仕事だ。特にチーム最高の選手が調子の悪い日は、ほかの選手がステップアップする」とサポーティングキャストの奮闘を称賛。テイタムも「僕たちはビハインドを跳ね返すために何が必要か知っている。第4クォーターに40得点、みんながビッグショットを決めて勝った。僕はシュートタッチが悪かったから、別の方法でチームに影響をもたらそうとした」と“チーム力”の勝利であると胸を張っていた。

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