ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは“キング”と呼ばれ、長年リーグの顔として君臨してきた。プレイヤーとしての実力はさることながら、チーム作りにも影で大きな影響力を与えてきたとたびたび噂が飛び交っていたが、かつての同僚であるカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)がそれを認めている。 2003年のドラフト全体1位で加入したジェームズ。これまでキャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームでプレイし、いずれのチームでもリーグ優勝を果たした。 今季は37歳にしてリーグ2位相当の平均30.3得点をマーク。キャリア19年間で積み上げてきた成績は、歴代2位の通算3万7062得点、同7位の通算1万45アシスト、同42位の通算1万210リバウンドなど、希代のオールラウンダーとして圧巻のものだ。 そのなかで、ジェームズは選手獲得などのチーム作りにも大きな影響力を持ってきたとされ、時に「影のGM(ゼネラルマネージャー)」とも言われる。 2014~17年にキャバリアーズで共闘し、16年にはリーグ優勝を果たしたアービングは、ポッドキャスト『I AM ATHLETE』に出演した際、「ブロンは水面下にいたよ。彼のニックネームは何? LeGM?」と認めた。 元NFL選手のブランドン・マーシャルとルショーン・マッコイが冗談交じりに、ジェームズがキャバリアーズのロスターを作り上げたと言及すると、アービングもこれに同意した。 「彼がチームを作り上げた。特に腹は立てなかったよ。『物事はそういうもんさ』と受け入れた」 今季プレイオフ進出を逃したレイカーズは、ラッセル・ウェストブルックやアンソニー・デイビスのトレードが噂される。果たして、ジェームズの意向も反映されたオフの動きとなるのだろうか。