日本時間5月20日(現地19日)、フィラデルフィア市議会がジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)を“MVP”に選出したという。『The Philadelphia Inquirer』のアンナ・オルソン記者が自身のツイッターで報じている。 このMVP、実は最優秀選手を示す“Most Valuable Player”ではなく、“Most Valuable Philadelphian”、つまり「最も優れたフィラデルフィア市民」というものなのだ。今季、リーグ最多の平均30.6点、11.7リバウンド、4.2アシスト、1.5ブロックと獅子奮迅の活躍でチームをリードしたエンビードだったが、NBAのMVP投票では二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に169点差をつけられ2位に甘んじた。そんな地元の大黒柱に、市議会が粋なプレゼントを贈った格好だ。 シクサーズはすでにプレイオフ・カンファレンス準決勝でマイアミ・ヒートに敗れていたため、この決議はシーズン終了前に提出されたと追記されている。また、この決議は全会一致で可決された。 エンビードがいかにフィラデルフィア市民から愛されているかが分かるエピソードだ。