ジョエル・エンビードがフェイスガード着用で意地の復帰「プレイできない可能性は考えなかった」

フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、日本時間5月7日(現地6日)に本拠地ウェルズ・ファーゴ・センターで行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス準決勝第3戦を99-79で制し、今シリーズ初勝利を挙げた。右眼窩骨折と軽度の脳震盪により欠場を余儀なくされていたジョエル・エンビードが復活したが、戦列に戻れないことは考えなかったという。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えた。 シクサーズは4月29日(同28日)に行われたトロント・ラプターズとのプレイオフ1回戦第6戦を132-97で制し、シリーズ成績4勝2敗でカンファレンス準決勝へ駒を進めた。しかし、この試合の第4クォーター途中にエンビードが相手のパスカル・シアカムから顔面に肘打ちを食らい、眼窩骨折と軽度の脳震盪を起こしたことで、無期限離脱が決まった。 エンビード不在でヒートとのカンファレンス準決勝に臨み、第1戦は92-106、続く第2戦は103-119とアウェーで2連敗。苦しい状況に追い込まれたなかで、エンビードが黒のフェイスガード着用して強行出場に踏み切った。 先発出場したエンビードは36分間プレイし、18得点、11リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックを記録。ヒートを79得点(フィールドゴール成功率35.1%、3ポイント成功率23.3%)に封じ込めたことも大きな勝因となった。 試合後、シリーズに間に合わないと思ったことはあったか、という問いに対して「ノー」と即答したエンビード。「プレイできない可能性については考えなかった。第1戦、第2戦、第3戦、第4戦、シリーズのどの段階であろうと確実に戻るために、自分が何をすべきかを考えた」と続けたが、同僚のジェームズ・ハーデンは「それがどれだけ難しいことか想像に難くない」と、負傷が完治しないなかでの相棒の奮起に舌を巻いた。 待望のシリーズ1勝目を手にしたが、エンビードは「俺たちは1勝2敗と負け越しているから、まだ長い道のりがある。1勝3敗に後退はできない。日曜日の試合(第4戦)が本当に重要だ」と、5月9日(同8日)に向けて気を引き締めていた。

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