ロサンゼルス・レイカーズは日本時間4月12日(現地11日)、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)の解任を発表した。成績不振の責任を取った形となったが、殿堂入りセンターでフランチャイズOBでもあるシャキール・オニールは、古巣のやり方を非難している。 今季のレイカーズは、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとタレントを擁しながら33勝49敗(勝率40.2%)でウエスタン・カンファレンス11位に沈み、プレイイン・トーナメント出場を逃した。 レギュラーシーズン最終戦となった4月11日(同10日)のデンバー・ナゲッツ戦後、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者がボーゲルHCにとってこれが最後になるとツイッターで速報。記者会見で指揮官は「私は解雇と聞いていない」と話していたが、翌11日にロブ・ペリンカ・バスケットボール運営部門代表兼ゼネラルマネージャー(GM)から正式に解任が発表された。 成績不振によるHCの解雇は珍しいことではないが、今季に関して言えば、ジェームズ、デイビス、ウェストブルックのビッグ3がわずか21試合しか共闘できなかったことなど、不可抗力の側面も大きい。2000~02年にコービー・ブライアントとともにレイカーズで3連覇を果たしたシャックは自身のポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』で、古巣の“冷酷な対応”について触れている。 「レイカーズはフランク・ボーゲルを解雇した。それ自体に驚きはない。(2004年に)トレードされた時に学んだことでもある。レイカーズでの数年間、フランチャイズが俺を軽蔑しているように感じることがよくあった」 また、シャックは自身がボーゲルHCだったとしたら、解任を通達される前に辞めただろうとも述べている。ジェームズが37歳となり、転換期が近づいているレイカーズ。新指揮官を含めて、どのようなチーム作りを進めていくのだろうか。