ゴールデンステイト・ウォリアーズは、大黒柱のステフィン・カリーが左足の靭帯を痛め、プレイオフで“ぶっつけ本番”の復帰が決まっている。主力のケミストリーは懸念材料だが、ベテランのドレイモンド・グリーンはその声を一蹴している。 2シーズンを全休していたクレイ・トンプソンが今年1月に入ってついに復帰し、31試合に出場して平均19.7得点、3ポイント成功率37.9%をマーク。その一方で、ドレイモンド・グリーンは左ふくらはぎや背中の怪我で36試合以上を欠場、エースのカリーもシーズン終盤に左足の靭帯を痛めて離脱となった。 18勝2敗のロケットスタートを切ったウォリアーズはカリーの負傷もあって失速するも、51勝29敗ですでに3年ぶりのプレイオフ進出を決め、1回戦のホームコート・アドバンテージも獲得している。 カリー、トンプソン、グリーンが一緒にプレイしたのは、日本時間3月17日(同16日)に行われたボストン・セルティックス戦のわずか11分のみで、ビッグ3と同時にプレイしたことがない選手が8人いるが、グリーンは『yahoo! sports』のヴィンセント・グッドウィル記者がホストを務める『Good Word with Goodwill』で、他チームは自分たちを警戒しなければいけないと見解を述べている。 「俺は序盤戦の33、34試合でプレイしたから、他チームが俺たちに抱く恐怖がなくなったとは思わない。クレイが戻って来た時、誰もが俺たちを恐れていた。俺たちは対戦相手のことは気にしない。程よい恐怖心がないと、試合にも負けてしまう。ここはNBA。誰もが才能を持ち、誰もが勝つことができる世界だ」 2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、優勝3回を果たしたウォリアーズ。当時の輝きを取り戻せるか、今季のプレイオフは注目の戦いとなる。