シーズンも佳境 最新MVPレース発表、好調ジェイソン・テイタムが初のトップ5入り

NBAの2021-22シーズンも残り10試合を切った。そのなかで、『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者が最新の“MVP査定”を公開。5連勝と調子を上げているボストン・セルティックスの大黒柱ジェイソン・テイタムが初のトップ5にランクインした。 1位は前回トップのニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)を入れ替わる形で、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)が2位から浮上。背中の痛みで日本時間3月22日(現地21日)のマイアミ・ヒート戦は欠場したが、3月24日(同23日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で30得点、10リバウンドを挙げて勝利に導いた。今季エンビードが30得点以上を挙げた試合は、26勝8敗と大きく勝ち越している。 2位に後退したヨキッチは、前回からの4試合で平均28.3得点、9.5リバウンド、6.0アシストを記録するも、チームは1勝3敗と成績が振るわなかったことが影響した。 3位はヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がキープ。右膝の痛みで3試合中2試合を欠場し、3月23日(同22日)のシカゴ・ブルズ戦もキャリアワーストの9ターンオーバーを犯しながら、25得点、17リバウンド、5アシストで勝利に導く活躍はさすがだった。 前回の6位からジャンプアップで今季初のトップ5入りとなる4位に名を連ねたのが、セルティックスのテイタムだ。オールスター以降、平均32.1得点(6.4点アップ)、7.1リバウンド、4.6アシスト、フィールドゴール成功率50.7%、3ポイント成功率43.8%と好成績をマーク。+/-の総数値(573)でもリーグトップにつけている。 5位のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)は順位をキープこそしたが、3月24日(同23日)のヒューストン・ロケッツ戦を足首の痛みで欠場し、好不調の波が激しくなりつつある印象だ。 そのほか、6位にジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/前回4位)、7位にデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ/前回9位)、8位にデマー・デローザン(シカゴ・ブルズ/前回7位タイ)、9位にケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ/前回10位)、10位にカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/前回ランク外)と続いている。

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