ワシントン・ウィザーズの八村塁は3年目の今季、個人的な事情でシーズンこそ出遅れたが徐々に調子を上げており、本人も手ごたえを感じているようだ。 2019年のドラフト全体9位指名でNBA入りした八村は、ルーキーイヤーからウィザーズの主力に定着。1年目は48試合で平均13.5得点、6.1リバウンド、2年目には57試合で平均13.8得点、5.5リバウンドを記録した。 東京五輪にも日本代表の一員として出場して迎えた今季、個人的な理由により開幕前のトレーニングキャンプを欠席し、レギュラーシーズン開幕後も欠場。一時は体重が落ちていると報道されるなどコンディションが不安視されたが、今年1月に入って戦列復帰を果たし、ここまでベンチスタートながら22試合で平均9.5得点、3.1リバウンド、3ポイント成功率54.0%を記録している。 とりわけ、3ポイントは2月以降に3ポイント29本中20本成功(成功率69.0%)、直近5試合に限っては13本中11本成功(成功率84.6%)と絶好調で、課題に対して真摯に取り組んできた成果が出ている。本人もシュートタッチには手ごたえを感じているようだ。 「僕も3ポイントはずっと練習してきたので、いい結果を続けていきたい。ルーティンが試合につながっている。コーナーは一番効率がいいスポット。でも、3ポイントにこだわっているわけじゃない」 日本時間3月5日(現地4日)のアトランタ・ホークス戦ではセンターを務める時間もあり、「スモールラインアップでセンターを務める時間帯は、僕と(カイル)クーズマとデニ(アブディヤ)が出ていて、僕らはみんなサイズが同じなので、相手も混乱してくると思うのでそこがいいと思う」と語っている。 オールスター明けは1勝3敗と負け越しているだけに、3月7日(同6日)のインディアナ・ペイサーズ戦での八村の活躍に期待が懸かる。