ダラス・マーベリックスは日本時間2月11日(現地10日)にホームで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に112-105で勝利した。エースのルカ・ドンチッチはキャリアハイの51得点を叩き出し、改めてその名を轟かせている。 マブズはトレードデッドライン当日の2月11日、ドンチッチに次ぐ第2の男として君臨していたクリスタプス・ポルジンギスをワシントン・ウィザーズに放出。代わりに、スペンサー・ディンウィディーとダービス・ベルターンスを獲得するトレードを成立させた。 その数時間後に行われたゲームで、ドンチッチはいきなりステップバックの3ポイントを沈め、第1クォーターだけで28得点(フィールドゴール10/13、3ポイント7/10)をマーク。その後も勢いは止まらず、最終的にキャリアハイの51得点(フィールドゴール17/26、3ポイント7/14、フリースロー10/14)、9リバウンド、6アシストを挙げた。『ESPN』のティム・マクマホン記者によれば、フランチャイズ史上5人目の50得点以上で、2004年にダーク・ノビツキーがマークした53得点に迫る勢いだった。 「すべてのショットが良かった。相手もスイッチして仕事にさせないようにしてきたから、僕もギアを上げた」 ドンチッチは自身の調子についてこのように話し、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)も「ルカは最初からアグレッシブだった」とエースを評価した。 ポルジンギスのトレードは「ショック」だったというドンチッチ。それでも、もう気持ちはしっかりと切り替えている。 「KP(ポルジンギス)が恋しいよ。僕たちは素晴らしい関係を構築していた。ただ、上手くいかないこともあった。彼の今後の活躍を願っている。新たに加入したベルターンスは素晴らしいシューターで、ディンウィディーはボールを回せて得点もできる。NBAはビジネスだ」 マブズは過去2年間、プレイオフ1回戦で敗退を喫しており、トレードを敢行した新体制でその壁を越えられるだろうか。