キッドHCがルカ・ドンチッチにとっての名相棒の必要性を主張「ジョーダンは若い頃、1人でピストンズを倒せなかった」

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、4年目ながらすでにNBAでスターの地位を確立している。プレイオフでは1回戦の壁を越えられていないが、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)はドンチッチがタイトルを獲得するためには、名相棒が必要だと考えているようだ。『Mavs Fans For Life』のランドン・トーマス記者が伝えた。 2018年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーに新人王を獲得し、2年目の2019-20シーズンには平均28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシストと圧倒的な成績を残してオールスターにも初出場。ヤングスターの枠を越え、リーグを代表する選手としてスターダムを駆け上がった。 4年目の今季も平均25.2得点、8.8リバウンド、8.7アシストを記録し、チームはウェスタン・カンファレンス5位(26勝20敗)と好位置をキープ。ただ一方で、2番手にクリスタプス・ポルジンギスがいるものの、他チームの陣容に比べるとエースのサポート体制には物足りなさが残るのは否めない。 バスケットボールはチームスポーツであり、プレイヤーとしてどれだけ優れていても、1人ではできることに限界がある。キッドHCはドンチッチがタイトルを獲得するためには、ジョーダンにとってのスコッティ・ピッペンのような存在が必要だとの見解を示した。 「マイケル・ジョーダンは若い頃、デトロイト・ピストンズを1人で倒そうとしたが、それはできなかった。その後、彼はチームメイトも使い、ピストンズを破った。素晴らしい選手がそれを簡単かつシンプルにやると、見ているほうもおもしろい。ルカも同じ状況だろう」 ブルズは1987-88シーズンから3年連続プレイオフでピストンズに敗れたが、ジョーダンがピッペンにもより信頼を置いた90-91シーズンに宿敵の壁を破り、そこから3連覇を達成した。ドンチッチにとって頼れる名相棒は現れるのか、22歳のオールラウンダーのキャリアにおいても大きなファクターとなりそうだ。

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