日本時間11月13日(現地12日)、ステイプルズ・センターでロサンゼルス・レイカーズ(7勝5敗)とミネソタ・ティンバーウルブス(3勝7敗)が対戦する。レイカーズはオフに大型補強を敢行するも、主力選手の怪我もありウェスタン・カンファレンス7位と期待された結果は出せていない。大黒柱レブロン・ジェームスも欠場するなど台所事情は厳しいが、そんななか輝きを放っているのがカーメロ・アンソニーだ。 ここまで出場した12試合はすべてベンチスタートながら、直近5シーズンで最高となる平均17.2点を記録。FG成功率(49.3%)と3ポイント成功率(50%)に関してはともにキャリアハイと、19年目にして過去最高のシュートタッチを披露している。特にホームでは平均20.6点、3ポイント成功率64.4%とエース級の数字を残しており、最近ではアンソニーがベンチから立つ度にファンが大歓声を上げて迎えるなど、チーム屈指の人気者となった。 フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)も「ホームで出場するとチーム全体が盛り上がる。彼をスタメン起用すべきとの声もあるけど、この形を崩したくない」と、衰えを見せない37歳のスコアラーを称賛。今後もセカンドユニットのエースとして起用していくことを明かしている。 過去にベンチからの出場を拒否したことで「セルフィッシュ(自分勝手)」と批判され、その後約1年にわたり所属先が見つからなかった時期には引退も囁かれたアンソニー。しかし、現在は「当時は、ベンチから出場するメリットが全くわからなかった。だけど、その役割を受け入れてからは、チームの為に貢献できる方法を見つけることができた」と今ではシックスマンとして新たな境地を開拓し、チームに欠かせない存在となっている。 怪我人が相次ぐ状況下でもアンソニーは「怪我はコントロールできない。目の前の試合を懸命に戦い、勝つだけ」と、フォア・ザ・チームの精神で邁進すると宣言。リーグ屈指のシックスマンへと変貌を遂げた元得点王が、「頼れるアニキ」としてチームを鼓舞する姿に注目だ。
得意とするホームで大ベテランの爆発は見られるのか。皆さんは、この試合でアンソニーが何点決めると思いますか?