先日発表されたNBA75周年記念チームには、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーら複数の現役選手が選出された。しかし、カリーのチームメイトであるクレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンは選ばれず。トンプソンは自身の選外にがっかりしたようで、「敬意を欠かれることにはうんざり」と語っていた。 そんななか、グリーンはカリーの記念チーム選出を1本約5000ドルもする高級ワインで祝おうとしているようだ。 日本時間10月27日(現地26日)のオクラホマシティ・サンダー戦に備えて敵地に乗り込んだグリーンは、前日練習後にメディアに対して「ステフが75周年記念チームに選出されたから、『ドメーヌ・ドゥ・ラ・ロマネ・コンティ ラ・ターシュ(以下DRC)のボトルを注文しようと思ってる』ってジョー(レイコブ・オーナー)に電話して伝えておいてくれよ」と語ったのだ。 今回の遠征には、トンプソンもレイコブも帯同していない。「彼らはこのワインを飲めない。だから、俺とステフで楽しむのさ。ボブ(マイヤーズ球団社長)はグラスを持っていたかもしれないけど、ここには来なかった。俺とステフは今夜DRCのボトルを楽しむよ。ジョーのツケでね」と、支払いはオーナーに託すと言ってのけている。 ジョークのようにも聞こえるが、実は今年4月にもグリーンはオーナーに高級ワインを支払わせた“前科”がある。今回と同じく敵地でのサンダー戦でカリーがウィルト・チェンバレンが持つ球団得点記録を更新したお祝いに、同じワインをオーダーしたというのだ。なお、その時はグリーン自らレイコブ本人にメールをして了承を得ていた。そこで味を占めたのか、今回はメディアに伝言の依頼するという何とも雑なやり方に。無論、こうした事が許されるのも、オーナーグループと信頼関係を築けているからなのは言うまでもない。 ちなみにカリーは高級ワインを飲んだ感想について、「8000ドルでも、800ドルでも、80ドルのボトルでも、何だっていいんだよ。でも、8000ドルのコルクが弾ける音を聞くと、確かにちょっと違う感じがするね」と笑いながら答えていた。 ウォリアーズ対サンダー戦は、27日(同26日)午前9時から行なわれる。