ウィザーズのカイル・クーズマ、背番号0→33の変更理由は「ギルバート・アリナスへの敬意」

カイル・クーズマは今夏、ラッセル・ウェストブルックに絡む5チーム間の大型トレードにより、ロサンゼルス・レイカーズからワシントン・ウィザーズへ移籍した。新天地では背番号を「33」に変更したが、その理由はある選手に関係しているという。『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者が伝えた。 2017年のドラフト1巡目27位でブルックリン・ネッツから指名され、トレードで移籍したレイカーズでNBAキャリアをスタートさせたクーズマ。ルーキーイヤーに77試合で平均16.1得点を記録すると、2年目の18-19シーズンには平均18.7得点を挙げ、主力として期待を寄せられた。 しかし、過去2年はアンソニー・デイビスが加入した影響もあってレギュラー落ちとなり、主にシックスマンとして平均12.8得点→12.9得点と伸び悩んだ。そして、今夏にトレードで自身2チーム目となるウィザーズの一員となった。 クーズマはこれまでのキャリア4年間で背番号0を着けていたが、ウィザーズでは背番号33を選択。その理由は「ギルバート・アリナスへの敬意から」だという。 「ワシントン・ウィザーズについて考える時、僕の世代で最初に考える選手は“エージェント・ゼロ”のギルバート・アリナスだ。彼は大きな役割を果たした」 アリナスは2003年8月~10年12月までウィザーズでプレイし、レギュラーシーズン357試合で平均25.0得点、5.7アシストを記録。0番を着けて、“エージェント・ゼロ”の異名を取り、フランチャイズ史に残るスコアラーとして記憶されている。アリナスがキャリアハイの平均29.3得点を挙げた2005-06シーズン、クーズマはまだ小学生だったが、今夏にアリナスのポッドキャストに出演して初共演を果たした。 ウィザーズで33番を着けるのは、2017年のトレイ・バーク以来19人目。33番を“カイル・クーズマの背番号”にできるか、新天地でのプレイに注目が集まる。

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