ロサンゼルス・レイカーズからメンフィス・グリズリーズへトレードされたマルク・ガソルが、母国スペインでキャリアを終える意向があるようだ。 日本時間9月10日(現地9日)、ガソルは2024年ドラフト2巡目指名権とともに、ワン・ジェーリン(王哲林)のドラフト交渉権とのトレードで古巣グリズリーズへ移籍。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、グリズリーズはガソルをスペインの家族と一緒に過ごせるよう、解雇する見込みと伝えられていた。 さらに『EUROHOOPS.NET』は、ガソルはジローナでプレイする可能性があると報じている。ジローナはガソルがNBA入りする前に所属していた古巣であり、今はオーナーとしてチームに携わっている。現在はスペインの2部リーグに所属しており、36歳のガソルにはチームを1部へ押し上げる役割が期待されているという。 ガソルは13年のNBAキャリアで、グリズリーズ、トロント・ラプターズ、レイカーズでプレイ。レギュラーシーズンでは通算891試合に出場し、平均14.0点、7.4リバウンド、3.4アシストを記録している。グリズリーズ在籍時の2012-13シーズンには、欧州出身選手として初めて最優秀守備選手賞を受賞した。さらに、オールスターにも2012年、2015年、2017年と3度選出されている。 昨季は52試合に出場したものの、平均5.0点、4.1リバウンド、19.1分の出場時間はいずれもキャリア最低の数字だった。