ロサンゼルス・レイカーズは今オフ、ラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドら熟練のベテランを次々と補強し、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのサポート体制を整えた。元NBA選手のケンドリック・パーキンスは、シーズン70勝の可能性もあると見ている。 2019-20シーズンにリーグ優勝を果たしたレイカーズは昨季、レギュラーシーズンでジェームズが高位足関節捻挫、デイビスが右足アキレス腱とふくらはぎの怪我で長期離脱し、プレーオフ1回戦敗退を余儀なくされた。 王座奪還を誓い、レイカーズはオフに積極補強を敢行。電撃トレードでワシントン・ウィザーズからウエストブルックを獲得したのにはじまり、フリーエージェントで元オールスターのアンソニー、ハワード、ロンド、さらにトレバー・アリーザ、ケンドリック・ナン、ケント・ベイズモア、ウェイン・エリントン、マリーク・モンクといった職人肌の選手を揃えた。 『ESPN』の番組『The Jump』では、ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーのビッグ3を擁する昨季王者のミルウォーキー・バックスが「シーズン53.5勝より上か下か」を議論したのに続き、テーマはレイカーズが「シーズン51.5勝より上か下か」へ。すると、2008年にボストン・セルティックスでポール・ピアース、ケビン・ガーネッツ、レイ・アレンとともにリーグ優勝を経験し、現在は解説者として人気を博すパーキンスは、史上3チーム目となるシーズン70勝の可能性に言及した。 「俺は間違いなくそれ(51.5勝)以上だと思う。どれだけの顔ぶれがいると思っているんだ? レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、アンソニー・デイビス、カーメロ・アンソニー、ラジョン・ロンド、ドワイト・ハワード、トレバー・アリーザだぞ。これらの選手がいて、シーズン60勝できないと言ってるのか? 頼むぜ。実際は70勝の壁を打ち破っても驚きはしない。ラインナップを見てみろよ。絶対的な軸をベースに、将来の殿堂入りが6人いる。レイカーズは準備ができている」 過去2年はコロナ禍で短縮シーズンだったため、あくまで従来の82試合制が最低条件だが、レイカーズが高齢化の懸念を払拭して勝ち続けるとパーキンスは主張していた。