ジノビリ、ノビツキー、ウェイド…2022年以降3年間の殿堂入り有力候補を米記者が独自予想

2021年のバスケットボール殿堂入り式典が日本時間9月12日(現地11日)にマサチューセッツ州スプリングフィールドで開催され、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)やクリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)、ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)、クリス・ウェバー(元サクラメント・キングスほか)、トニー・クーコッチ(元シカゴ・ブルズほか)らが殿堂入りを果たした。 選手は引退後3シーズンが経過すると、殿堂入りの資格を取得(コーチは25年以上のコーチングキャリアを持ち、60歳以上であることが条件)。『ESPN』のケビン・ペルトン記者は、2022年以降の殿堂入り候補者を年度別にリストアップしている。 2022年対象では、マヌ・ジノビリ(元サンアントニオ・スパーズ)とジョー・ジョンソン(元アトランタ・ホークスほか)の名前が挙がった。ジノビリは、グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)の下、スタメンの実力を持ちながらシックスマンを務める“スーパーサブ”として存在感を発揮。08年に最優秀シックスマンに輝き、スパーズの優勝5回のうち、4回に貢献した。ペルトン記者は、「ジノビリの殿堂入りは間違いない。4回の優勝におけるジノビリの役割と印象は、実際のスタッツを上回っている、2004年にはアルゼンチンを五輪金メダルに導き、ユーロリーグのタイトルとMVPも獲得している。ほかのインターナショナルプレイヤーよりも優れたNBAキャリアを過ごしたのは間違いない」と選出を確実視している。 また、NBA17年で7チームを渡り歩いたジョンソンは、オールスターに計7回出場。通算2万得点以上の大半の選手が殿堂入りし、通算2万497得点、オールスター6回とほぼ同条件のミッチ・リッチモンド(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)が2014年に殿堂入りしていることから、「おそらく殿堂入りを果たす」と予想されている。 2023年対象では、現役時代にフランチャイズプレイヤーとしてリーグ優勝も経験したダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)とドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)が濃厚。一方、2007年のファイナルMVPであるトニー・パーカー(元スパーズほか)は、「通算2万得点をわずかに下回り(1万9473得点)、オールスター6回選出も殿堂入りを完全保証するするものではない」として、「当落線上」に位置付けている。 2024年対象では、21年に現役を引退したヴィンス・カーター(元ラプターズほか)をリストアップ。歴代22位の通算2万5728得点、スラムダンクコンテスト優勝、オールスター出場8回を誇るスウィングマンは、同年のほかの候補者が不足していることもあって、最有力だろう。ペルトン記者は、大ベテランのジャマール・クロフォード(元シカゴ・ブルズほか)に関しては、「オールスター出場なしでチャンスを得るには2万得点を達成する必要がある」とし、パウ・ガソル(元メンフィス・グリズリーズほか)は「バルセロナとスペイン代表でプレイしたことで2025年まで資格を有する」と言及している。 果たして、2022年はどのような顔ぶれが殿堂入りを果たすのだろうか。

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