2021-22シーズンの開幕を翌月に控えるこの時期、NBAでホットな話題のひとつがベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers)の去就だろう。チームがオールスター級の交換相手を望んでいる、本人がカリフォルニアのチームへの移籍を希望しているなどさまざまな噂が飛び交っているが、そうした状況にチームの大黒柱であるジョエル・エンビードは辟易しているようだ。 エンビードは自身のツイッターで、シモンズと自分の噂に対するツイートを引用しつつ「自分の名前を使って他者の思惑を押し付けるのはやめてくれ。ベンとプレイするのが好きなんだ。スタッツは噓をつかない。彼は素晴らしいプレイヤーだし、自分たちは仕事をやり遂げられなかった。その責任は自分にある。みんながチームに戻ってくることを願っている。自分たちは勝つために十分な力があるのだから」と投稿した。 また、自身が2年前にフィラデルフィアのファンからブーイングを浴びたこと、それを覆すためにスキルアップに励んだこと、自分は批判が好きでそれを正すために励むことを厭わないが誰もがそう言うわけではないということもツイートしている。 シモンズもオフェンス参加への消極的な姿勢から批判を浴びたが、今年のオフはオリンピックに出場するオーストラリア代表への参加を見送り、スキルアップに時間を費やしている。来季一皮むけた姿が見られる可能性は高いが、はたしてその時シモンズはどのチームのユニフォームを着ているのだろうか。