【今週のクラシックゲーム】Vol.4 アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)

「NBA Rakuten」では9月中旬までの毎週末、NBAレジェンドの伝説的な一戦「クラシックゲーム」を配信する。今週末フィーチャーするのは、“バッドボーイズの統領”としてマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)やマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)らと名勝負を繰り広げた、アイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)だ。 1981年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたトーマスは、2年目に平均20得点の大台に乗せ、1983-84シーズンからは4年連続で平均20得点、10アシスト以上をマーク。80年代後半はイースタン・カンファレンスを席巻し、“神様”ジョーダンの前に立ちはだかった。 ピストンズ一筋13年、殿堂入りも果たした名PGの輝かしいキャリアを振り返るにあたり、NBA史に残る“名場面”が生まれた伝説の2試合を紹介する。

右足首捻挫も不屈の闘志 NBAファイナル1988 第6戦 ピストンズ対レイカーズ

NBAファイナル1988 第6戦 ピストンズ対レイカーズ

1988年のNBAファイナルは、親友であり宿敵のマジック・ジョンソンを擁するレイカーズとのシリーズとなった。2勝2敗で迎えた地元での第5戦を制し、王手をかけて敵地ザ・フォーラムに乗り込んだ。 後半開始直後、ピストンズにアクシデントが襲う。トーマスが速攻を仕掛けた際、マイケル・クーパーの足を踏んでしまい、右足首を捻挫。苦痛で頭を抱え、しばらく立ち上がれない状況だったが、エースはコートに戻って圧巻のスコアリングショーを演じたのだ。 痛みをこらえながら、第3クォーターのラスト15得点中11得点を叩き出すなど、当時の1クォーターにおけるNBA記録となる25得点。ピストンズの名将チャック・デイリーが「彼は自分がどんなスーパースターであるかを証明した。彼がいなければチャンスはなかった」と語ったように、超絶パフォーマンスはNBAファイナルの歴史にしっかりと刻まれたのだった。

■NBAファイナル1988 第6戦 ピストンズ対レイカーズ

ファイナルMVPを決定づける活躍 NBAファイナル1990 第5戦

NBAファイナル1990 第5戦 ピストンズ対ブレイザーズを観る

1989年のNBAファイナルでロサンゼルス・レイカーズを下し、悲願のチャンピオンとなったピストンズは、1989-90シーズンも59勝23敗とイースタン・カンファレンス第1シードでプレイオフへ。インディアナ・ペイサーズ、ニューヨーク・ニックス、シカゴ・ブルズを退け、ポートランド・トレイルブレイザーズとのNBAファイナルに駒を進める。 3勝1敗と王手をかけて迎えた第5戦、ピストンズは得点源であるジョー・デュマースが父親を亡くした影響もあって、8得点(フィールドゴール2/13)と苦戦。控えのヴィニー・ジョンソンとともに、それをカバーしたのがトーマスだった。 トーマスは前半だけで20得点、試合トータルでも両チームトップの29得点をマーク。2連覇を達成し、自身もシリーズ平均27.6得点、5.2リバウンド、7.0アシストで満場一致によるファイナルMVPに輝いた。「バック・トゥ・バック(2連覇)は俺たちがやりたかったこと」。試合後、新たな勲章を手にしたトーマスは、喜びを爆発させた。

■NBAファイナル1990 第5戦 ピストンズ対ブレイザーズを観る

配信中のクラシックゲームはこちら

■2000年レギュラーシーズン ラプターズ対サンズを観る

■2014年プレイオフ カンファレンス1回戦第3戦 マーベリックス対スパーズを観る

■1992/02/09 NBAオールスターゲーム1992を観る

■1987/06/09 レイカーズ vs セルティックス(NBAファイナル第4戦)を観る

■1988/05/22 ホークス vs セルティックス(カンファレンス準決勝・第7戦)を観る

■1986/06/08 ロケッツ vs セルティックス(NBAファイナル第6戦)を観る

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