ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、2016-17シーズンから3年間ゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍し、全シーズンでNBAファイナルに進出して2度のリーグ優勝を手にした。一方で、ドレイモンド・グリーンとの確執は大きな話題となったが、『Bleacher Report』で実現したグリーンとの対談で、移籍について振り返っている。 2007年のドラフト全体2位指名でNBA入りしたデュラントは、オクラホマシティ・サンダー(加入1年目はシアトル・スーパーソニックス)在籍9年間で得点王4回を獲得するなど、リーグ随一のスコアリングマシンとして存在感を発揮した。 ラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)とのコンビで2011-12シーズンには待望のNBAファイナルに進出したが、マイアミ・ヒートに敗北。無制限FA(フリーエージェント)となった2016年夏にウォリアーズに移籍した。 ウォリアーズではステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンと強力なカルテットを形成し、17、18年にリーグ2連覇を達成。デュラント自身も2年連続でファイナルMVPに輝いた。 2019年のNBAファイナル第5戦で右足アキレス腱を断裂し、シーズン終了後にネッツへ移籍。大怪我から復活した20-21シーズンはカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンとのビッグ3で話題を呼んだ。デュラントはグリーンとの対談で、ウォリアーズ移籍に迷いはなく、後悔もないと胸中を語っている。 「俺は君たちが攻守両面でやっていたことに完璧にフィットすると感じた。自分のゲームが、どのように見えるか確認する必要があるポイントに達したと思っていた。だから、考えるまでもなかった。俺は100万回でも同じ決断をする。ああだこうだと考えることはなかった。後悔はまったくない。やるべきことをやったと感じている。3ピート(3連覇)を果たせていれば良かったとは思うけどね。すごくレアなことだし、俺たちはそれが手に届くところにいたから。でも、後悔はない。ネッツでも健康体であれば、それを実現するチャンスはある。ウォリアーズでの時間は、俺にとって特別だった。しかし、次に進む時が来たんだ」 もし、来たる新シーズンにネッツとウォリアーズによるNBAファイナルが実現したら、それはまた大きな話題となりそうだ。