ゴールデンステイト・ウォリアーズは今オフ、トレードの噂が多数飛び交った。ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・76ers)らの獲得は実現には至っていないが、『ESPN』のザック・ロウ記者はミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズに「目を向けるべき」と主張している。 ウォリアーズは2020-21シーズン、クレイ・トンプソンが全休ながら、前年の左手骨折から復活したエースのステフィン・カリーが平均32.0得点で自身2度目の得点王を獲得。カンファレンス8位(39勝33敗)でプレイイン・トーナメントに進出したが、セブン・エイト・ゲームでロサンゼルス・レイカーズに敗れると、その後にメンフィス・グリズリーズにも敗れて2年連続でプレイオフ進出を逃した。 新シーズンには2年連続シーズン全休のトンプソンが復帰する見込みで、カリー、トンプトン、ドレイモンド・グリーンのビッグ3が久々に揃う予定。“第4のスター”を獲得すべく、2020年ドラフト全体2位指名のジェームズ・ワイズマン、アンドリュー・ウィギンズを駒に様々なトレードの噂が囁かれた。今オフは職人アンドレ・イグダーラの3年ぶり復帰が決まっているが、ロウ記者は「ウォリアーズはカール・アンソニー・タウンズに目を向けるべき」と説いている。 「私が言うのは簡単だ。タウンズは売りに出されていないし、しばらくはその状態が続くかもしれない。ただ、(ステフィン)カリーは33歳。(タウンズがウォリアーズに)完璧にフィットするわけではないかもしれないが、才能あるタレントなのは間違いない」 25歳のタウンズは、2016-17シーズンから5年連続で平均20得点、10リバウンド以上を記録中で、これまでオールスターにも2回出場。スコアリング、リバウンド、ショットブロッカー、スペースメーカー、ファシリテーターとして期待でき、キャリア通算3ポイント成功率39.4%とビッグマンながらアウトサイドからのシュートも備えている。 ウォリアーズが今年のドラフトで指名したジョナサン・クミンガ(1巡目7位指名)とモーゼス・ムーディー(同14位指名)、将来のドラフト指名権も含めてトレードに動くのか。その行方は大きな注目ポイントになりそうだ。