ケビン・デュラントが東京五輪のMVP&ベスト5をダブル受賞「特別なことの一部になれたのは信じられない」

アメリカ男子バスケットボール代表は、東京五輪で4大会連続の金メダルを獲得した。全6試合に出場して平均20.7得点、5.3リバウンド、3.7アシストを記録したエースのケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)は、大会MVPとベスト5にダブル選出。「良い形で戦いを終えられて嬉しく思う」と喜びを語っている。FIBA(国際バスケットボール連盟)公式サイトが伝えた。 2012年のロンドン五輪、16年のリオ五輪に続く出場となったデュラントは、今大会もエースとして奮闘。グループリーグ第3戦のチェコ戦で、カーメロ・アンソニーを抜いて五輪における男子アメリカ代表の歴代最多得点を塗り替えると、ベスト8で29得点、準決勝で23得点、フランスとの決勝でも両チームトップの29得点を叩き出し、チームを世界一へと導いた。 五輪3大会でそれぞれ100得点以上を挙げたのはアメリカ史上初。2019年の右足アキレス腱断裂から復活したシーズンで、有終の美を飾った。 NBAでのプレイ経験もあるフランスのナンド・デ・コロは、「ケビン・デュラントはアメージングだ。ビッグマンをマークにつけれればドライブできるし、サイズの小さい選手をつければその上からシュートを撃てる。僕らはベストを尽くしたが、彼を止めるのは難しかった」と、アメリカの絶対的エースを称えた。 デュラントは自身3回目の金メダル獲得となったが、国の威信を懸けて戦い、タイトルを手にしたことに特別な喜びがあるという。 「それぞれが特別な瞬間だから、比較するのは難しい。これは特別な戦いなんだ。選手、スタッフ、全員がこのチームを作り上げ、成長させるという目標を果たした。金メダルを手にし、特別なことの一部になれたことは信じられない。全員がコミットし、良い形で大会を終えられたことを嬉しく思う」 次のパリ五輪を迎える時にデュラントが35歳。彼がそのコートに立っている可能性も、決してゼロではないだろう。

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