7月29日(木)、グループCに属するバスケットボール男子日本代表はスロベニア代表とオリンピック2試合目を戦い、81-116で敗れた。日本は八村塁が36分40秒プレイしてゲームハイの34点(フィールドゴール13/28、3ポイント3/6、フリースロー5/7)、7リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックと獅子奮迅の活躍を披露したが、オリンピック初白星を掴むには至らなかった。 日本はスロベニアのディフェンスに苦戦し、アイソレーションで打開せざるを得ないという場面が散見された。八村はターンアラウンドやフェイダウェイ、3ポイントで得点を積み重ねたが、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)を中心としたチームプレイが光ったスロベニアとの点差は広がる一方。FG成功率(42%と54%)とアシスト(15-27)で大差をつけられ、ペイントで54点を献上したのは(日本は28点)、スロベニアにイージーショットを多く許した結果だ。さらに、第4クォーターはスロベニアに17-36と大きく突き放されてしまった。 スロベニアを牽引したドンチッチは、持ち前の多様性を遺憾なく発揮。渡邊雄太(トロント・ラプターズ)のマークを振り切って自らシュートを狙いつつ、的確なアシストでチームメイトの好機を演出するなど、前半は15分59秒プレイして15点、6リバウンド、4アシストとマルチに活躍した。後半も1オン1で日本のディフェンスを手玉に取り、試合を通して25分46秒プレイしてチームハイの25点、7リバウンド、7アシスト、2スティール、2ブロックを記録。大量リードを奪った終盤には一足早くお役御免となった。 日本は八村のほか、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)が序盤こそシュートミスが目立ったものの、徐々に立て直してチーム2位の17点(FG7/15、3ポイント3/6、フリースロー0/2)、7リバウンド、2アシスト、2ブロックを記録。途中出場の比江島慎が10点を挙げた。しかし、チーム全体でリバウンドは33-54と大差をつけられてしまったため、セカンドチャンスポイントも4点にとどまっている(スロベニアは20点)。 予選ラウンド0勝2敗となった日本は8月1日(日)13時40分からアルゼンチンと、2勝のスロベニアは同日17時20分からスペインと対戦する。