7月25日(日)、アメリカ代表はオリンピック初戦でフランス代表と対戦し、76-83で敗れた。NBAファイナル終了から間もなく合流したドリュー・ホリデーとクリス・ミドルトン(ともにミルウォーキー・バックス)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)も試合に出場したが、終盤でフランスに逃げ切られてしまった。なお、アメリカ代表がオリンピックで敗れたのは2004年アテネ大会以来。オリンピックでの連勝は24でストップした。 この試合、アメリカ代表はチーム全体でフィールドゴール成功率が36.2%(25/69)、3ポイント成功率は31.3%(10/32)に終わっている。デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)のFGは3/10、ケビン・デュラントのFGは4/12、ブッカーのFGは1/6と、NBA随一の得点力を有する3人は揃って不発だった・ とりわけ終盤の停滞が決定的となってしまった。試合残り3分41秒の時点で74-67とリードしていながら、そこから3ポイント6本を含む計9本のシュートを放つもすべてミス。ファウルも7つ記録してしまった。対するフランスはそこから16点を積み重ねている。ドレイモンド・グリーンは「もっといいディフェンスをしていかないと」と警鐘を鳴らした。 22本中11本のシュートを沈めてゲームハイの28点を挙げたフランスのエバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス)は、試合後に「個々人は彼らの方が優れているかもしれないが、チームとしては勝てる」とコメントしている。 2008年の北京大会以来、3大会連続でオリンピックを制覇しているアメリカの敗戦は世界中で驚きをもって報じられたが、参加国随一のタレント軍団であるのは間違いない。今回の敗戦を糧にして、再び世界の頂点に立つことができるか。アメリカは28日(水)13時40分からイランと、フランスは同日21時からチェコと対戦する。