ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードは、2021-22シーズンの契約がプレイヤーオプション(3600万ドル/約40億円)となっており、去就が不透明になっている。リーグ随一のオールラウンダーに対し、ダラス・マーベリックス、マイアミ・ヒート、ニューヨーク・ニックスが熱視線を送っているという。 レナードは名将グレッグ・ポポビッチの元でディフェンス職人として頭角を現し、サンアントニオ・スパーズが優勝した2014年にはファイナルMVPを受賞。15-16シーズンには初めて平均20得点をクリアし、オフェンス面でも大きな成長を遂げた。 2018年7月にトレードでトロント・ラプターズへ移籍。同シーズンにフランチャイズ初優勝をもたらすとともに、自身も史上初となる東西でファイナルMVPに輝くなど、名実ともにスーパースターに。直近2シーズンはポール・ジョージとともにクリッパーズの二枚看板を担っているが、今季は球団創設51年目にして初のカンファレンス決勝まで駒を進めたが、NBAファイナルには手が届かなかった。 『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・ステイン記者は、「マーベリックスは、カワイ・レナードを獲得するためにできる限りのことを試みるだろう。ヒートとニックスも同様だ。カワイは、クリッパーズに残留するということはもはや保証されていない」とレポートしている。 マーベリックスにはヤングスターのルカ・ドンチッチがおり、元ナイキ社のニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)とも良好な関係を築いているとされている。 日本時間7月14日(現地13日)、部分断裂していた右ひざ前十字靭帯の修復手術を受けたレナード。新シーズンの開幕に間に合わない可能性もあるなか、去就は今後どのような展開を迎えるのだろうか。