ダラス・マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスは、ルカ・ドンチッチに次ぐ“第2の男”として期待されてきた。しかし、名物スポーツジャーナリストのスティーブン・A・スミス氏は、ポルジンギスが3歳年下のドンチッチに「嫉妬」していると持論を展開している。 ポルジンギスは、ドンチッチがNBA入りした2018-19シーズン途中にニューヨーク・ニックスからトレードで加入。同年は左ヒザ前十字靱帯断裂のリハビリで出場はなかったが、2019-20シーズンは57試合で平均20.4得点、9.5リバウンド、今季は43試合で20.1得点、8.9リバウンドを記録した。 ドンチッチがエース兼司令塔、ポルジンギスが第2の男としてそれをサポートする形だが、ポルジンギスは怪我がちで、立場を確立しきれていない印象も否めない。スティーブン・A・スミス氏は、『ESPN』の番組『First take』で課題を指摘している。 「ポルジンギスはルカ・ドンチッチに嫉妬し、憤慨しているように見える。真のセカンドオプションの座を手にする必要がある」 もっとも、ポルジンギスはスペイン紙「マルカ」で、ドンチッチとの関係について「僕らはコート内外で問題を抱えたことはない」と語り、ジェイソン・キッド新HC(ヘッドコーチ)も「彼は興奮していると思う。プレイする準備ができている。みんなは別のKP(ポルジンギス)を目にするだろう」と覚醒に期待している。 怪我を克服して秘めるポテンシャルを存分に発揮できれば、ドンチッチとのデュオはさらに破壊力を増すはずだ。