ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、2003年のNBA入り以降、18年間にわたって第一線で活躍し続けてきた。史上3人目の通算3万5000得点クリア、史上初めて通算得点とアシストの両部門でトップ10入りを果たすなどプレイ面もさることながら、収入面でも群を抜いている。『Forbes』によると、年末までに「ビリオネア」(保有資産10億ドル以上/約1100億円)の称号を手にする可能性があるという。 ジェームズは2016-17シーズンに年俸で1位(3100万ドル/約34億1000万円)に立って以降、2位→3位→6位→6位と推移してきたが、年収は7年連続でNBAトップだ。エンドースメント契約などコート外の収入も多く、これまでの保有資産は9億5400万ドル(約1050億円)にのぼるという。 これは過去にNBA選手が達成したことのない額で、アメリカのチームスポーツ史上最高額。そして、年末までに10億ドルに到達すれば、現役アスリートとしてはタイガー・ウッズ(ゴルフ)、フロイド・メイウェザー(ボクシング)、クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシ(ともにサッカー)に次ぐ大台突破となる。 ジェームズは今季年俸3920万ドル(約43億2000万円)だが、リーグが設けたエスクロー口座に給料の20%を預託するため、800万ドル(約8億8000万円)を支出予定。これにより、ウッズ、メイウェザーに続いて年間1億ドル(約110億円)を稼いだ現役アスリートとして名を刻むのは少々厳しい状況のようだ。 なお、今季のNBA年収トップ5はジェームズに次ぎ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが7440万ドル(約82億円)で2位にランクイン。3位にブルックリン・ネッツのケビン・デュラントで6520万ドル(約72億円)、4位にワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルックで5810万ドル(約64億円)、5位にネッツのジェームズ・ハーデンで5000万ドル(約55億円)と続いている。