フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のベン・シモンズは、シーズン中からトレードの噂が絶えない。『Blue Wire』のデイン・ムーア記者によれば、ウルブズのバスケットボール運営部門代表を務めるガーソン・ロサスと、シクサーズのエルトン・ブランドGM(ゼネラルマネージャー)がシカゴでのドラフトコンバイン開催の間に会合の場を持ち、ベン・シモンズのトレードについて話し合ったという。 NBA5年目のシモンズは、今季58試合に出場して平均14.3得点、7.2リバウンド、6.9アシスト、1.6スティールを記録。最優秀守備選手賞の投票でも、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)に次ぐ2位に入った。 プレイオフではカンファレンス準決勝でアトランタ・ホークスに敗れ、ジョエル・エンビードを含めてその周辺は騒がしい。そのなかで、シクサーズはウルブズとシモンズのトレードに関して議論をしているという。 ムーア記者は、シモンズのプレイスタイルはウルブズのアンソニー・エドワーズとカール・アンソニー・タウンズを上手く保管すると言及。「交渉は現時点で現実的ではない」としながらも、ディアンジェロ・ラッセルとドラフト指名権を駒に3チーム間トレードに発展するとともに、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが市場に出てくるとなれば、シクサーズも交渉に本腰を入れるだろうと見立てている。 一方、シクサーズのセス・カリーは、『WPVI Philadelphia』のインタビューでシモンズ残留を確信しているとコメントを残している。 「世間が僕たちのチームについていろいろと話しているのは知っている。ベンとプレイするのが好きだ。彼は僕を、そしてチームを引き上げてくれた。彼は素晴らしい選手だ。フロントオフィスはチームにとって最善の決断をすると確信している。また一緒にプレイできるのを楽しみにしている」 果たして、シクサーズは来季もシモンズとエンビードの2枚看板でリーグ優勝を狙うことになるのだろうか。