日本時間6月29日(現地28日)、バスケットボール・オーストラリア代表は、フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズが東京五輪への参加を辞退したことを発表した。 シモンズから辞退の連絡を受けたというオーストラリア代表のブライアン・グールジアンHC(ヘッドコーチ)によれば、シモンズはこのオフシーズンを自身のスキルアップに注力することを望んだようだ。グールジアンHCは「我々は彼の決断を理解しているし、それをサポートしている」と語った。 NBA入り当初からシュート精度が課題とされてきたシモンズ。今季はレギュラーシーズンでフリースロー成功率61.3%を記録したが、プレイオフでは34.2%まで落とすなど改めてシュート力不足を露呈した。 また、アトランタ・ホークスとのカンファレンス準決勝では、シリーズ第4戦から第7戦の第4クォーターで1本もシュートを打たない消極的なプレイに終始。シリーズ最後の3試合では合計で19得点を記録するにとどまり、プレイオフ敗退の戦犯として名前が挙がっていた。 76ersとしても、今夏シモンズのシュート力改善をサポートすることを約束。トレードの噂も上がるシモンズだが、来季はさらにレベルアップした姿が見られるかもしれない。