ダラス・マーベリックスのマーク・キューバン・オーナーが、オフの課題にルカ・ドンチッチに次ぐスコアラーの獲得を挙げた。 今季のマーベリックスは2年連続でプレイオフに出場するも、昨季に続き1回戦で敗退した。ドンチッチが平均35.7得点、7.9リバウンド、10.3アシストと奮闘する一方で、チームのセカンドスコアラーであるクリスタプス・ポルジンギスは平均13.1得点と不発。この結果を受け、若きエースにはさらなる援護が必要だとの声が上がっていた。 そんななかキューバン・オーナーは、日本時間6月27日(現地26日)に行われた講演会でオフの補強案について言及。そこで語った内容を、『The Athletic』のダイアモンド・レオン記者が訴えている。 「ルカに助けを与えることを私以上に望んでいる人はいない。我々にセカンドスコアラーが必要なのは明らかだ」 本来スコアラーとしての役割を担うことが期待されたのがポルジンギスだが、プレイオフで苦戦し、トレードの噂も囁かれている。キューバン・オーナーは「不当に非難された」とビッグマンを擁護しつつも、新たなスターの獲得を模索するとした。 「KP(ポルジンギスの愛称)については人々から不当な非難を浴び、彼はそれに苦しんだと思う。彼は彼だ。セカンドスコアラーのニーズが、正直ここまで大きくなるとは思わなかった。守備でバランスを取ることが大事だと思っていたんだ。ティム・ハーダウェイJr.も素晴らしい活躍だったが強化は必要となる。この夏は、ルカを頼らずに自ら得点できるスターを取る方法を探すことになる」 『ESPN』のティム・マクマホン記者が「ポルジンギスとルカはお互いを嫌いあっている」と語るなど、2枚看板の不仲説も浮上しているマーベリックス。果たしてオフにドンチッチの相棒となり得るタレントを確保できるか。