『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、オーランド・マジックの次期HC(ヘッドコーチ)の候補としてアンファニー・ハーダウェイの名前が挙がっていると報じている。49歳のハーダウェイは現役時代、1993年から1999年までマジックでプレイしたOBで、現在はメンフィス大を率いている。 メンフィス大ではNCAAトーナメントにこそ出場していないものの、過去3シーズンすべてで20勝以上をあげ、通算63勝32敗を記録している。過去にケンタッキー大で全国選手権を制した経験がある前任者のタビー・スミスよりも良い成績だ。 なお、2019年には当時ドラフト1位候補と言われていたジェームズ・ワイズマン(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が入学したものの、2017年にメンフィスへ引っ越しする際の資金をハーダウェイがワイズマンの母に援助したことがNCAAのアマチュア規定に違反するとして、12試合の出場停止処分を言い渡されていた。その後、ワイズマンは大学を中退している。 ハーダウェイはマジックでプレイしていた当時、4度のオールスター選出、2度のオールNBA1stチーム選出と輝かしい活躍を披露していた。1995年にはシャキール・オニールとともにチームを球団史上初のNBAファイナルまで導いている。 マジックはこれまで多くの候補とインタビューしてきたが、若手の多いロスターをステップアップさせられる人材を選ぶと見られている。その点において、カレッジで若い選手を指導してきたハーダウェイが優位に立っていると言えそうだ。ハーダウェイとメンフィス大の契約は2025-26シーズンまで残っていると言われているが、どのような決断を下すのか。