マイアミ・ヒートは、今季レギュラーシーズンで第3の得点源として結果を残したタイラー・ヒーローの放出を視野に入れているようだ。 『5 Reasons Sports』のイーサン・スコルニック記者は、「彼(ヒーロー)がこのオフシーズンにトレードされる可能性は75%以上だと聞いている。私が75%という数字をほのめかしたら、情報筋は私にそれは低いと言った」と伝え、トレードの可能性が高いとしている。 21歳のヒーローは2年目の今季、レギュラーシーズン54試合(うち先発15試合)に出場して平均15.1得点、5.0リバウンド、3.4アシスト、3ポイント成功率36.0%を記録。しかし、ミルウォーキー・バックスとのプレイオフ1回戦では4試合すべてベンチスタートで平均9.3得点、フィールドゴール成功率31.6%と低調なパフォーマンスに終わり、4連敗を喫する一因となってしまった。 ヒーローは3年目となる2021-22シーズン終了後にチームオプションとなる。『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者は、そのポテンシャルを認めつつも、リーグ優勝を見据えるヒートにはマッチしていないと指摘している。 「ヒーローは間違いなく才能があるが、彼は勝者に確実かつ大きな貢献をする準備ができていない。ヒーローの価値はルーキーイヤーのプレシーズン前時点から最低ラインまで落ちている。ヒートがヒーローをトレードしたいと思っている限り、良いオファーがなく、来シーズンに残留させても驚かない。ただ、いくつかオファーがあり、その可能性を模索することを決意しているようだ」 果たして、ヒートは今オフにどのようなチーム作りを進めるのだろうか。