ケンバ・ウォーカー放出のセルティックス、フロントの狙いは若手オールスターコンビ中心のチーム作り

ボストン・セルティックスのバスケットボール部門代表を務めるブラッド・スティーブンスが、先週オクラホマシティ・サンダーと行ったケンバ・ウォーカーのトレードについて言及した。 ウォーカーと今年のドラフト1巡目指名権、2025年の2巡目指名権を放出し、その見返りとしてアル・ホーフォード、モーゼス・ブラウン、2023年の2巡目指名権を獲得したセルティックス。トレードを決断したスティーブンスは、今後はチームの中心であるジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのコンビをいかに活かせるかが重要だと語った。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が報じている。 「我々のウイング選手たちの能力を向上させることができるかが、周囲の選手にとっては重要となる」 今回のトレードはスティーブンスにとって、バスケットボール運営部門代表就任以降初めての人事となった。ヘッドコーチとして2シーズン指導したウォーカーについては「彼のことが大好きだったから、とても難しかった」と語るも、3シーズンぶりにチームに復帰するホーフォードはプレイ面、また金銭面でも柔軟性をもたらすとしている。 「契約が(ウォーカーより)安く、素晴らしい選手でもあるアルを獲得できたのはベストだった。彼はこの環境にも馴染みがあり、ボストンに戻ることを楽しみにしている。選手たちと上手くプレイするだけでなく、彼らのレベルを引き上げた。他の選手を向上させるのは彼の長所だよ。その能力と将来的に金銭面の柔軟性を得る代償は、大好きな選手(ウォーカー)と1巡目指名権だった」 35歳のホーフォードは2年約5400万ドルの契約を残すが、同じ2年で7300万ドルの契約が残るウォーカーと比較すれば、セルティックスは2000万ドル近く出費を抑えたことになる。 今季サンダーと合意の上で3月末以降の試合を欠場していたホーフォードだが、それまでに出場した28試合で平均14.2得点、6.7リバウンド、3.4アシストと活躍。2018-19シーズンまでプレイした古巣では、先発センターとしてテイタムとブラウンの若手ウイングを支えることが期待される。 まだ自身の後任となるヘッドコーチを見つけられていないスティーブンスだが、チームを高みへ導くため奔走している。

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