2年連続大怪我のクレイ・トンプソン、来季序盤戦の復活に意欲「2022年のNBAチャンピオンになる予定」

ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、左ひざ前十字靭帯断裂、右足アキレス腱断裂と2年連続で大怪我に見舞われ、2019年6月のNBAファイナルを最後に公式戦でプレイしていない。2021-22シーズンでの完全復活を期すなか、本人は「NBAチャンピオン」を目標に掲げている。『NBC Sports Bay Area』のアレックス・ディディオン記者が伝えた。 トンプソンはステフィン・カリーとともに“スプラッシュ・ブラザーズ”を形成し、高精度のアウトサイドシュートで猛威を振るってきた。しかし、2019年のNBAファイナル第6戦で左ひざ前十字靭帯を断裂して19-20シーズンを全休。今季の完全復活を目指していたが、開幕前のワークアウト中に右足アキレス腱断裂の大怪我を負い、再びリハビリを余儀なくされた。 31歳となったトンプソンは2年間出場がないなかで復活に再び挑戦するが、インスタグラムのライブ配信でフォロワーから復帰時期について問われると、開幕戦照準の願望を明かしつつ、慎重な姿勢を貫いた。 「できれば、来シーズンの序盤に戻りたい。アキレス腱は回復に12カ月を要すると言われている。ただ、僕は左ひざのことも考慮する必要がある。中途半端な状態で戻りたくないからね。回復はしているが、時間がかかるんだ。退屈な日々さ」 ウォリアーズのボブ・マイヤーズGM(ゼネラルマネージャー)も、「シーズン初戦の復帰が現実的かは分からない。キャンプが近づくにつれて徐々に見えてくるだろう」とトンプソンの状態について多くを語るのは時期尚早だとしている。 ただ、これまで3度のリーグ優勝を経験しているトンプソンは、「2022年のNBAチャンピオン、その予定だ。バスケットボールが恋しい」と語っており、完全復活に向けて静かに闘志を燃やしている。

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